これは完全に個人の主観です。今回は色付き弦についてです。
色付き弦とは
色付きの弦とは言わずもがな色の付いている弦です。色付き弦は主にカラーコーティング弦とも呼ばれ、中には蛍光塗料でコーティングしてブラックライトを浴びると光っている様に見える弦もあります。
マルチカラー弦
色付き弦の中にはマルチカラー弦と言って、それぞれの弦の色が分けられている種類もあります。
この色分けが弦交換で役立ったりします。ギター弦を張り替える人なら納得して頂けるのですが、張る弦のゲージを一々チェックするのって然りげ無く面倒なんですよね。
なので一目で赤い弦だから6弦だ! と分かるのでスンナリ弦が張れたりします。色付き弦の利点って目立つ以外だと(と言っても実際はドラマーのスティック回し並に目立たないのだが…)ソレなのかなぁ… と思ったりします。
あ、目立つと言えばネオンコーティング弦はブラックライトを浴びるとメチャメチャ光ります。まぁ、ブラックライトを浴びせると言うことは周りは暗くないとダメなのでミュージシャンがハッキリ見えませんな…
音色については弦をコーティンングしている訳ですからサスティンが短め(音が伸びない)ですが、第三者が体感するほどの違いはありません。第三者には言われてみれば短いかな? 程度の響きなので初見(初聴か?)では分からないでしょう。
とは言えプレイヤー側からするとサスティンは短いわ、弦をコーティングしてるのでスライドし難いわ、1週間も弾いてるとピックの当たる弦部分の色がハゲるわ、何よりクリーントーンの音はくぐもるわ(これは第三者でも分かる… と思う)であまり良い所はない様に感じます。
ただしマルチカラー弦の意外な利点が、子供相手のギター教室で役立つことです。
コレはギター教室の先生が「6弦の5フレット目の音を…」ではなく「赤の5番目の音を…」と説明すると子供達、特に男の子は「赤だって? 赤ってレッドのことでしょ? 先生、元々はレッドと言われてたくせに、途中から番組の都合でホワイトに変更なったゼ○カイザーだって今は赤でも白でもなく黒のブラックだぜ? だから流行りの男だったらブラックよ! って、ここの教室のギターにブラックの弦は張ってないじゃん! こんなギター弾けるかよ? こんな教室辞めてやる!」と喜ぶそうです。
なので色で指示した方が子供には分かり易いらしいですね。
ただマルチカラー弦って一般的な弦に比べると若干割高なんですよね…
色付きボールエンド弦
マルチカラー弦ではなくとも弦交換で役立つのが色付きボールエンド弦です。ダダリオとかは色付きボールエンドの弦が多いです。
この弦はマルチカラー弦の様に特別割高な訳ではありません。
ギター全体のルックスで考えるならボールエンドに色がついてること程度を気にする人も少ないのでしょうが、アコースティックギターみたくピンで弦を固定するタイプや、ストラトキャスターの様にボディの裏側から弦を通すボールエンドが見えないタイプなら良いんです。ただタカミックスみたくレスポール使ってる人だとギターの前面にあるブリッジ下のテイルピースからポールエンドの色が見えるのはチョット… と思ってしまいます。
まぁ、人様のギターブリッジまで気にして見てる奴いるのか? って話しなんですけどね。
カラー弦って安っぽい?
最後にカラー弦の張ってあるギターのルックスについてです。
これ、全体的に安っぽいギターに見えちゃうのってタカミックスだけですかね? いくら高級ギターでもカラー弦が張ってあってるとチープに見えちゃうんですよね…
そんなカラー弦についての個人的な感想でした。
おしまい