皆さん、ご機嫌よう! タカミックスです。
今回はギターと指板についてです。タカミックスがエボニー指板(もしくはローズウッド指板)を好んで使用する理由と、指板による音色の違いだけではない弾き易さについても説明したいと思います。
それでは行ってみまShow!
目次
ファーストエレキ
タカミックスは高校1年生までは借り物のエレキギターを使っていました。そして進級と同時にエレキギターを購入しました。
当時は音楽好きとは言え、ギターメーカーを知ってはいるけど音質の差(ピックアップの違い等)が分かるほど詳しくありませんでした。なのでタカミックスが購入にあたって重要視したのはギターのルックスでした。
だって初めて買ったギターに対して「このギターはアクティブとパッシブが最初から切り替えられるスイッチが付いてるんだぜ! だからハードロックのライブ中に電池が切れてもパッシブに切り替えれば大丈夫。ま、ハードロックだからパッシブだとサウンドの質は落ちるけどね!(ドヤァ…)」なんて言ってたら怖いでしょ?
アクティブとは
アクティブピックアップのこと。電池が必要なピックアップである。
入力された信号(音)を内臓のプリアンプで増幅して出力するピックアップである。プリアンプには電池が必要なので、電池切れが起きるとクリーントーンにもディストーションが掛かってしまい、更に音のボリュームも低くなってしまいます。
アクティブピックアップのメリットはプリアンプを内蔵しているのでノイズの少ないクリアなサウンドや、ギター本体でイコライザー調節ができることなどがある。
デメリットは逆に小さい音でも拾ってしまうため、プレイヤーとして音の個性が出し辛いと言われます。
パッシブとは
パッシブピックアップのこと。電池は不要である。
アクティブピックアップのように内蔵プリアンプがないため、細かいピッキングニュアンスも失われずに表現することができます。
ただしギター音とは電気抵抗が高いハイ・インピーダンスであり、その電気信号を増幅しているので同時にノイズも拾ってしまいます。なのでアクティブピックアップと比べると、どうしてもノイズが多くなってしまいます。
例としてはギターシールドの長さに比例してノイズが増えることなどが上げられます。
インピーダンスとは
電気抵抗のこと、交流回路の電圧と電流の比のこと。
ここでは簡単に、抵抗値が高いことをハイ・インピーダンス、抵抗値が低いことをロー・インピーダンスと言い、ノイズの影響はロー・インピーダンスよりハイ・インピーダンスの方が出やすい、と覚えて下さい。
音質は無視!
当時のタカミックスは地元仙台市にてオジー・オズボーンのコピーバンドを組んでいたので、ランディ・ローズの様にギブソンのレスポールが欲しかったんです。
しかし出向いた楽器店にレスポールが置いてなく、フェンダーUSAのストラトキャスターを購入しました。
仙台市にもソコソコ楽器店はあるのですが、高校2年生だったタカミックスには遠出する足もなかったし、またエレキギターを置いている楽器店をあまり知らなかった!
それもストラトキャスターを購入した理由となります。
ここでレスポールがなかったのなら、その楽器店で取り寄せれば良かったじゃん! となりますよね?
しかし当時はレスポールの人気が高く、取り寄せだと最低1ヶ月はかかると言われてました。
その時のタカミックスは、既に1ヶ月後のライブの予定が決まっていたんです。取り寄せだと1ヶ月後のライブに間に合わない可能性が高かった! これもストラトキャスター購入の理由となっていました。
あとストラトキャスターを選んだ理由は、リッチー・ブラックモアが使ってたのもありました。もっともリッチー・ブラックモアのストラトキャスターは基本ホワイトでしたけどね…
この様な経緯からレスポール購入は諦めたのですよね、やはり人様のギターではなく自分のギターでライブ出演したかったんですよ…
フェンダー ストラトキャスター
さて、タカミックスは店に置いてあった、キャンディ・アップルレッドでメイプル指板のストラトを購入しました。
ここで冒頭のルックスの話になるのですが、レスポールの方が音が太くストラトキャスターは音のキレが良いetc.と分かるのは後の話。タカミックスは完璧見た目だけでギターを選びました。
押弦が上手くいかない…?
タカミックスはフェンダーのストラトキャスター、それもUSAと言う高校生には身分不相応なギターをファーストエレキとして購入し、キャッキャッとはしゃいでいました。
しかしストラトを弾き続けている内に、どうも押弦がスムーズに行かないことに気付きました。
不思議な物で友人から借りていたギターでは押弦の不都合は感じなかったのです。購入にあたって試奏はしましたが、初めて自分のエレキが買えることに舞い上がってたんですね。試奏時の弾き辛さも、そのうち慣れんだろ? と大して深刻に捉えていなかったんです。
しかし、何時まで経ってもスムーズに演奏ができず、しばらくしてから気付きました。スムーズに演奏ができない理由は…
指板がメイプルだからだ!
そう、タカミックスが友人から借りていたギターは、ローズウッド指板のGreco レスポールだったのです。
指板の違い
当時のタカミックスはギターのルックスしか見てなかったので指板の違いと言う知識がありませんでした。なのでギターのルックスだけでメイプル指板のストラトキャスターを購入したのです。
タカミックスはクラシックギターが音楽の入り口でした。当然一番最初に触った楽器はクラシックギターです。そのクラシックギターの指板はエボニーまたはローズウッドで作られています。
エボニーまたはローズウッド指板
エボニーまたはローズウッド指板の特徴は、メイプル指板と比べると温かみのある丸めの音となります。これは木目をそのまま生かしているので、包み込む様な温かみのある丸めの音となります。
メイプル指板
メイプル指板はトップコートなどで塗装されています。
メイプル指板は塗装によりコーティングされているので、音の立ち上がりが良く、アタック感があるクリアな音質です。
サウンドの違いではなくて…
タカミックスが弾き辛かったのはサウンドの違いではなく、押弦した時にメイプル指板だと指が指板に吸い込まれて行く感覚がなく、収まりが悪かったからです。
メイプル指板だと押弦した時に指が指板に跳ね返る感覚になってしまったからなんですね。
個人差
これはタカミックスの個人的な感想です。なので当然メイプル指板の押弦時の指の跳ね返りが、ポジション移動にスムーズに働くから好きと言う人もいます。
またメイプル指板は音の立ち上がり方が良いので、弾いた瞬間に「カチッ」とキレの良いサウンドになります。
サウンドの違いでメイプル指板とエボニーやローズウッド指板でギターを使い分ける人もいます。カッティングプレイではキレの良さを出すためにメイプル指板を使う人もいます。
音質ではなく音の立ち上がり方はサウンドメイキングでは作れませんからね…
タカミックスも今ならメイプル指板でも演奏できるのですが、エレキギターを触った当初は指板の違いで苦労しました。
指板まで気にする必要はない
タカミックスはメイプル指板を手にするまで、約10年間クラシックギターを弾いていました。なのでローズウッド指板に慣れていたのでメイプル指板に最初は手間取りました。
ただコレは特異な例なので、『弾き易さ』を考えての指板の違いは気にしなくても結構かと思います。
音質については、一般的にエボニー&ローズ指板はミドル&ローの音が太くドッシリ目の響き、メイプル指板はハイ音が鋭く、音の立ち上がりのキレが良いと覚えておいて下さい。
ただコレはピックアップの違いの方が音質には大きく影響しますので、微々たる差だと捉えて下さい。
ただ頭の片隅に指板の違いを置いとくと良いと思います。
おしまい