皆さん、ご機嫌よう! タカミックスです。今回はピック弾きをするギタリストなら誰もが通る道であるピック選びに付いてです。
それでは行ってみまShow!
目次
タカミックス使用ピック
タカミックスのピックはエレキギターではJIM DUNLOPのJAZZ Ⅲ、ベースではB.C.Richの滑り止め加工がされているピックを使っています。
JIM DUNLOP JAZZ Ⅲ
エレキやアコースティックでギター弾く人は誰でもそうでしょうが、タカミックスもJAZZ Ⅲになるまで結構ピックは変えました。最初のピックはホームベース型を使っていましたね。何にしても弾き易さは勿論のこと硬さや形、そしてホールド感!(グリップ力) それらを重視し、紆余曲折の末にJAZZ Ⅲ(まぁ、JAZZ Ⅲって結構無難な選択なんだけどね)に辿り着きました。
ホームベース型
ホームベース型は三角型やおにぎり型(どちらもトライアングル型なのだが)より握った感が少なかったので良かったんです(当然逆の人もいる)。しかしピッキングしてる時に滑り落ちるんですね。ピッキングと言うかカッティングの時です。なのでホームベース型よりホールド感のあるティアドロップ型に変えました。
ホームベース型ピック(鼈甲はタイマイ取引き制限で高くなっちまったよ…)
三角ピック
三角ピックは弦を撥く(はじく)部分が少なく、握る部分のホールド感がシッカリとあります。なので速弾き系ギタリストで使う方もいるそうです。ただタカミックスには握った時のホールド感が有りすぎて却下しました。
三角型ピック
おにぎり型
このピックもおそらくギタリスト的にはティアドロップ型と人気を二分するのではないでしょうか? シッカリとホールドでき、弦を發く面も三か所あるのでティアドロップ型より3倍も長持ちする!(笑)
タカミックス的にはエレキギターの演奏時にピックの握りが少しずれると、弦を發く面積が大きくなってしまうので却下してしまいました。
おにぎり型ピック
ティアドロップ
タカミックスが色々なピックを試し最終的にたどり着いたのがティアドロップ型ピックです。ホールド感、弦を發く面積が一番シックリきたピックでした。
ティアドロップ型ピック(おにぎり型、三角型より小さい)
滑り止め加工
ギターを弾く以上どうしてもピックは滑り落ちて行く物なんですね。主に手汗とか、逆に指先がサラサラでピックが滑ってしまう(タカミックスはサラサラタイプです)とかです。なのでそれを防止するために滑り止め加工がされているピックがあります。滑り止め加工は主にグリップ部分に合成樹脂等を微粒子にした粉末が吹き付けてあるピックとかですね。
タカミックスの場合、エレキギターの演奏時には逆にホールド感が強過ぎ、カッティング時は良いのですがソロの時に微妙なピックの位置調整が出来なかったりしてダメでした(今は違うんですけどね…)。
滑り止め付きピック
穴あき
ピックで試行錯誤していた頃、ピックが落ちない様に穴開けたこともありました。自分で加工せずとも最初から穴の空いているピックも販売されています。
ただ穴あきピックなんですが、タカミックスには世間で言うほどのホールド具合を感じずに止めてしまいました。
穴あきピック
丸型
丸型のピックもあります。文字通り丸い形のピックです。正直言わせてもらうと丸型ピックの何が良いの分からんのだよ…
丸型ピック
ヤスリで削る
ギター弦を發く面がシックリこないのでピックを爪用ヤスリで削って加工もしてみましたね(1枚1枚やってたらキリないので止めた)。
正直JAZZ Ⅲも新品だと微妙に弦に当たる部分がシックリこないんですけど、使っている内に削れてくるので許容範囲です。
ギター演奏時にピックが弦を發く面も重要なんですね。ピッキングの時に弦にピックが引っかかる所って言えば良いのかな?
とは言え、この件に関してはピックの角度や方向とか色々あるので正解はないんですけどね。
硬貨
あとはブライアン・メイが6ペンス硬貨でギターを弾いているとのことで硬貨も試しました。
コインも試しましたが、コレはガリっとした音なんですがイメージとしては平面的な音、そして音以上に弾き辛いので止めました。
ピックの良し悪しとは?
どのピックも一長一短がありますので、あくまでタカミックスにとってと言う話です。あとピッキング時にピックの位置調整なんかするか? ってことなんですが、あくまでピックを持ち始めた頃の話です。今だったら一発で握れるピックも当時は試行錯誤しながら握ってたんですよ。
結局JAZZ Ⅲになったのは持つ所にロゴが入ってるからです(写真だと真っ黒で分かり辛いが)。弾く時に丁度ロゴが指に引っ掛かるので滑らないで良いんです。そんなこんなで今はJAZZ Ⅲになりました。
問題はB.C.Richのピック
タカミックスが現在メインで使用しているベースはTRABENのPHOENIX 5stです。
もう一本はB.C.Richのモッキンバードベースです。
タカミックスのベース演奏はハードロック時だと必要以上にハードヒットしながらピッキングします。
なのでベース用にはモッキンバードベースを使っていることもあり、B.C.Richの滑り止め加工がしてあるピックを使っていました。
現在メインベースである赤いTRABENのベースにB.C.Richのイエロー柄ピックは合わない気もするんですが、他社メーカーが製作している滑り止め加工のピックよりもB.C.Richのピックの方がタカミックスの演奏にはフィットするのでB.C.Richのピックを使っていました。
なんで『いました』と過去形かと言うと、現在B.C.Richのピックは取り扱いされてないみたいなんですよ。凄い探してるんですけど取扱店が見つからない! なので買い溜めしてあったB.C.Richのピックは3枚しか残ってない!
う〜ん、普通のティアドロップ型のピックでもベース演奏はできるのですが、何分長い間B.C.Richのピックを使っていたので普通のピックに戻すのもなぁ…
ピックの厚さ
ピックの硬さはThin(薄)、Medium(中)、HARD(Heavy:厚)と大まかに3種類程あります。
名称 | 厚さ |
THIN(SOFT) | 0.5mm以下 |
MEDIUM | 0.6mm〜0.8mm |
HARD(HEAVY) | 0.9mm〜1mm |
Extra Heavy | 1.15mm〜2mm |
タカミックスはミディアムゲージの弦を張ったアコースティックギターも弾きますので、アコギの場合はThinの硬さだと弦の太さ(張力)にピックが負けてしまうので却下しました。
ではアコギもJAZZ Ⅲで弾くのかと言われると、JAZZ Ⅲだとストロークが上手くいかないんですよ。JAZZ Ⅲは厚さが1.38mmとエクストラヘビーの厚さです。なので別にJAZZ Ⅲでも演奏はできるのですが、アコギの時はゼマイティスのトライアングル型ピックのヘビータイプのシルバーを使っています。
ゼマイティス ピック
これ、同じ形の黒もあるのですが、不思議とシルバーの方が削られるのが遅くて長持ちするんですよ! まさか同じヘビータイプでも塗装の違いで硬度の違いなんて出るんですかね?
基本アコギ用のピック
アコギの話ついでに馴染めなかったピックがあります。ソレがサムピック&フィンガーピックでした。
サムピック(第一指用)
フィンガーピック(第二〜第四指用)
先に言っとくけどサムピック否定発言じゃないからね!
クラシックギタリスト上がりとしては(なんちゃって、ですが…)アコースティックギターでも華麗なフィンガーピッキングをしたい! だけどアコギだからジャカジャカとコードストロークもしたい。そんな時にサムピック&フィンガーピックを見て、コレならと思って購入しました。しかし指にフィットしない!
指にフィットしないとはサムピックに関してはコードストロークする時は別に良いんですよ、ただスリーフィンガーのアルペジオになると親指のサムピックがグラついて低音が響かない! なのでサムピックでスリーフィンガーできる人を尊敬しますよ、いや、マジで…
ましてやフィンガーピック、コッチは全くダメだった。もっともタカミックスは基本的に爪が硬いのでフィンガーピックは必要ないのですがね…(爪が柔らかい人は必要である)
フィンガーピックを初めて付けた人なら感じないのかもしれませんが、クラシックギタリストだとアルペジオ時のピッキングで爪とのニュアンスが違い過ぎて…
クラシックギタリストって右手の爪は伸ばすんですよ。撥弦方法が指なので爪がピックの代わりなんですね。なので爪とサムピック&フィンガーピックの違いがありすぎて、結局サムピック&フィンガーピックは諦め普通のピックのみの使用にしました。
なおフィンガーピックは形状から誤解されやすいのですが、フィンガーピックの爪部分が人間の爪に変わるのではなく、フィンガーピックの爪部分は指の腹に付けて使う物です。
まとめ
ピック選びに関しては自分で全種類を試して選んで下さいとしか言えないですね。
当然参考意見は必要なのですが、ピッキングの角度とか人間の手の構造なんて千差万別なので、コレだ! と断言できませんからね。
ましてやタカミックスは指の骨格とか指の柔らかさと音の抜け方とかもあるしな… と、普段は妙に理屈っぽいことを言う癖に、ことギター演奏に関しては偶にオカルトっぽいことも言います。
なのでピック選びは全種類試してから決めろ! と、今回の話題は参考程度にして下さいとのことで締めさせて頂きます。
おしまい