頭をぶち抜かれた Sabbath Bloody Sabbath
おぞましいタイトルから始まりましたがご安心を!
皆さん、ご機嫌よう! タカミックスです。
今回はタカミックスが少年時代に頭をぶち抜かれたリフ、ブラック・サバスの5枚目のアルバム『Sabbath Bloody Sabbath(血塗れの安息日)』からタイトルチューンでもある『Sabbath Bloody Sabbath(血塗れの安息日)』についてです。
それでは行ってみまShow!
大好きなギターリフ
タカミックスはクラシックギターの出身ですが、ハードロックとへヴィメタルが大好きです。一時期狂ったようにCDを集めていた時代がありまして(今は配信ですけどね)、リッチー・ブラックモア関係のCDは殆ど持ってましたね。
そんなタカミックスがハードロックで何か1曲だけ、と言うより何か1つだけリフを選べと言われたらリッチー関係ではなく、ブラック・サバスの『Sabbath Bloody Sabbath(血塗れの安息日)』の曲後半のリフを選ぶでしょう。
ブラック・サバス好き?
タカミックスはブラック・サバスのファンだったの? と聞かれると、配信やCDでも購入したのは数枚程度です。まぁ、イアン・ギランの『悪魔の落とし子』も購入しており、何気に『デジタル・ビッチ』にドハマリしてもいましたが…
なので熱狂的なファンでもないんですね。しかし何か1曲、と言うより何か1つのリフと言われたら間違いなくブラック・サバスの『Sabbath Bloody Sabbath』を選びます。
ブラック・サバスとは?
ブラック・サバスも例に漏れずメンバーチェンジの多いバンドでした。
ボーカリストであるオジー・オズボーンがバンド結成のためにメンバー募集をしたのがキッカケで、ベーシストのギーザー・バトラー、ギタリストのトニー・アイオミ、ドラマーのビル・ワード、そしてスライドギターのジミー・フィリップス、サックスのアラン・クラークで結成した『ポルカ・トルク・ブルース・バンド』がブラック・サバスの前身バンドとなります。
その後ブルースやジャズロックをやりたかったトニー・アイオミとの音楽性の違いから、スライドギターとサックスの2名が脱退します。
ここの話だけ聞くと、ブルースやジャズロックをやりたかったは脱退した2人の方では? と思ってしまいます。今のゴリゴリのギターリフを弾くトニー・アイオミとの音楽性が逆ですもんね。
しかしトニー・アイオミはジェスロ・タルと言うブルース・ロックバンドに引き抜かれたこともあったので、今の姿からは想像できないのですが、若きトニー・アイオミの音楽性はブルース寄りだったのでしょう。
バンド名の由来
4人になったポルカ・トルク・ブルース・バンドはバンド名を『アース』と改め精力的に活動します。しかし同名のバンドがすでにあったためバンドは改名を迫られます。
そんな時にベーシストであるギーザー・バトラーは、ホラー映画『BLACK SABBTH』を観る為に映画館前に並ぶ長蛇の列を目撃します。
ギーザー・バトラーはホラー映画『BLACK SABBATH』が話題になると言うことは、人は怖いものを求めるんだ! と思い、アースから今まで行っていたブルース&ジャズ要素を消し去り、バンド名を『ブラック・サバス』と改名し徹底したオカルト路線へと走りました。
実は13日の金曜日がデビューではない
ブラック・サバスのデビューは1970年2月13日の金曜日と言われています。何故ならこの13日の金曜日にファーストアルバムである『BLACK SABBATH(黒い安息日)』を発売したからです。
しかし実際は『Evil Woman(魔女よ、誘惑するなかれ)』と言うカバー曲を先行シングル盤として、1970年2月13日の金曜日より先に発売しています。なので正確には13日の金曜日デビューではないんですね。
こ… 怖いよ…
タカミックスがブラック・サバスの5枚目のアルバムとなる『Sabbath Bloody Sabbath』から、タイトルチューンである『Sabbath Bloody Sabbath』で曲の後半、2つ目のリフになるのですが、サビに入る前に構成も全て無視するが如く、ドロドロとした気合一発のテクニックも何もないパワーコードの単純なリフに衝撃を受けたのです。
更にその後「どっから声出てんだよ?」と思われる、オジーの血管切れるじゃね? と言う素っ頓狂な叫び声。これがシャウトと言えばシャウトなんですけど、抑揚のない歌い方(褒め言葉です)をするオジーが、まさに声を無理矢理張り上げてるんですよ。
お陰で強烈なリフと、素っ頓狂なオジーの叫び声が不気味さを醸し出し、非常に印象に残っています。
実際このSabbath Bloody Sabbathのリフはブラック・サバス、ひいてはトニー・アイオミを生き返らせたリフです。ブラック・サバスは4枚目のアルバムである『ブラック・サバス4』が大ヒットしましたが、トニー・アイオミはリフのネタが尽きてしまい悩んでいました。
そんな時にSabbath Bloody Sabbathのリフが頭に浮かび、トニー・アイオミは再び曲のライティングに対する意思が湧き上がったとのことでした。
サバス伝説?
サバス伝説は他のサイトに任せるとして(笑)、ブラック・サバスで意外だったのは繰り返しになりますが初期はジャズ&ブルースのバンドでありサックスまでいたとこと。
ただそれ以上にオジーが歌うジャス&ブルースの想像が全くつかない!(笑)
ただし初期のサバスの曲を聴くと、結構ジャズっぽいインプロもやっており、言われてみれジャズ&ブルースバンドを目指していたのも分かるかもしれない、と言った感じでもある(演奏に関しては)。
では、タカミックスも頭をぶち抜かれたブラック・サバスの『Sabbath Bloody Sabbath(血塗れの安息日)』、是非御一聴を!
おしまい