皆さん、ご機嫌よう! タカミックスです。
タカミックスは新たに購入したM1 iMacとオーディオインターフェイスを繋ぐためのUSBケーブルを購入せねばなりません。現在アップルの新規製品はポートをUSB Type-Cになっており、M1 iMacもポートは全てUSB Type-Cとなっています。
ところでオーディオインターフェイスと、パソコンを繋ぐUSBケーブルで音質の違いって出るのでしょうか?
そんなUSBケーブルと音質について、それでは行ってみまShow!
目次
データ転送にケーブルって関係あるの?
オーディオインターフェイスやパソコンであれば、本体の性能と音質についての違いは分かります。しかしオーディオインターフェイスとパソコン間の、デジタルデータをやり取りするケーブルの違いで音質が変わることは理論上あり得ないのです。
音質変化はオカルト理論なのか?
しかし実際はUSBケーブルの違いで音質は変わります。正確に言うなら音質を向上させるのではなく、本来の音から音質劣化となるデータ流入を防ぐ、となるのです。
例えが極端になりますが、デジタルデータを血液に置き換えると、ケーブルは血管になります。その血管が細かったり傷ついていては流れる血液も流れません。逆に血液も本来ならサラサラであった物が、外部から塩分・コレステロール・飽和脂肪酸と入ることによって病気に繋がって行きます。
なので高品質のUSBケーブルであればノイズの有無、伝送性能、耐久性、腐食耐性の向上に対し多くの金額をかけ高品質の製品にすることができるからです。
USBケーブルであれば端子部一つを取っても金メッキ加工することで高い導電性、高い耐食性、良好な接触状態が確保できます。
とは言え周波数で違いが出るのか?
実はメッキ加工における周波数の違いは殆どないとも言われています。『殆ど』と記したのは、同じUSBケーブルでも測定毎に環境が違うからである。
測定毎の環境と言うのは、音楽制作であればギター演奏時のピッキングの強さとか、キーボードであれば鍵盤を叩く強さのことになります。
そんなケーブルにおける、周波数の違いはなくとも聴感上の違いは明らかにあります。また聴感とか、非常にフワッとした感覚の言葉を使いましたが、ニュアンスとしては”聴いた感じ何となく”的に捉えて下さい。
聴感上の違いこそオカルトでは?
周波数に違いがないのに聴感上の違いがある、という意見こそオカルトでは? となりそうですが明確に指摘できないけど違う、と言った理由も通るのが音楽の世界です。
事実、タカミックスもUSBケーブルの聴き比べをした際に、音質の明確さや単音のキレが分かるデータも提示されていたにも拘らず、違いが分からん! といったこともありました。
メーカーでの聴き比べは “できると言えばできる”
では実際に自分がUSBケーブルを購入する時に、各メーカーで音質の違いを比較できるか? と聞かれれば、できると言えばできるのかな? と言った感じですね。
動画サイトを探せばUSBケーブルでの音質比較はヒットします。しかしブラインドテストをしてみると「何となく違うかな?」程度なので、明確な違いが分かる訳ではありません。
となると動画サイトでの音質比較データを頼りにしながら、自分が作っている音楽の傾向に合わせてUSBケーブルを選ぶことになります(まぁ、楽器は何でもそうだが…)。
奥の手?
ここで購入に当たって何の参考にもならない意見を一つ。
タカミックスは困った時は高級品の方を買うことにしています。この辺は価格=品質と考えているからです。
全ての製品がそうだとは言いませんが、自分が調べても基準が分からない中でコスパを求めても如何にもならないからです。
なのでUSBケーブルも、有名メーカーでのそれなりの価格である商品を購入しようと思っています。
付け足し
ただケーブル類の購入に関しては、一般的なバンドマンが音質だけを求めて各ケーブル類を様々なメーカーで揃えるのは逆に音質低下に繋がる恐れもあります。
例えばギターシールドはANALYSIS Plusを使い、USBケーブルにはAcoustic Revive、オーディオケーブルにはTCHERNOV CABLE、電源ケーブルにはACOUSTIC REVIVEとハイエンドメーカーで揃えたので明確に音質が上がるか? と言うと、そうでない場合もあるのです(ま、これだけハイエンドメーカーで揃えれば音質は向上するだろうが…)。
これはメーカーが音質の良さを求める基準の置き場所が変わっているので、ケーブル関係は企画の違うメーカーよりも一社にまとめた方が音質が良くなると言われています。
しかし、実際はメーカーがバラバラのハイエンド系のオーディオケーブルと、一社にまとめたオーディオケーブルを使って音質の比較をした(DTMシステム全ての、と言う意味)検査結果がある訳はないのです。なので、この辺は机上の理論らしいのですが…
ここまで来るとオーディオ沼と呼ばれる、かなり危ない領域に入ってきます。なので第三者に普通のケーブルとハイエンドケーブルで、それぞれを使用して音楽を聴かせても「どっちも同じ音でしょ?」と、身も蓋もない回答が帰ってくる世界となります。
これでは何を信じて良いのか分からなくなりますね? こうなったら割り切って、最高の音質を個々の商品に求めて各ケーブルをバラバラに揃えるか、メーカーに絞って一社でケーブルを揃えるか? となります。
まとめ
結論は詳しくないなら直感で決めろ! これに付きます。
若干語弊がありますが音質比較の動画を見て、自分の作っているジャンルに合わせた音質のUSBケーブルを買いましょう。
音質の重要性って、機材スペック>電源>オーディオケーブル>USBケーブルの順であり、USBケーブルが音質に及ぼす差は微々たる物です。なので悩み始めるとキリがない!
なのである程度の商品を買えば問題はないのです。流石に100均のUSBケーブルは粗悪品だから止めた方が良いのかもしれんが…
おしまい